日本が世界に誇る伝統工芸ですが、少子高齢化やライフスタイルの変化などの影響で、事業継続や承継の問題が深刻化しています。

しかし、近年、日本の伝統工芸は海外から高く評価されており、アフターコロナでインバウンド需要も再び高まっています。

そんな中、（公財）東京都中小企業振興公社は、伝統工芸職人や関心を持つ方々に向けて、時代に即した考え方やマーケティング手法などを学ぶ場としてオンラインセミナーを開催します。開催は、2023年10月19日(木) 14時～16時。

※※※東京都以外の方でも、伝統工芸品に興味のある方なら、どなたでも無料で視聴可能です※※※

第一部は、世界から注目される鋳物メーカー「能作」の代表取締役会長・能作 克治 氏が登壇。

本セミナーは、第一部・二部に分かれて開催され、第一部は、純錫製の曲がる食器などアイデア溢れる製品で世界から注目を集める鋳物メーカー「能作」の代表取締役会長・能作 克治 氏が登壇。

伝統を守り継承するのみならず、技術と素材を最大限に生かし、既成概念にとらわれず積極果敢にチャレンジする姿勢で、継承してきた技術に時代を反映させ、伝統産業に新たな轍を描き続ける極意を語っていただきます。

伝統工芸界のトップランナーとして躍進している企業のトップに、伝統と革新を融合させる方法や成功事例を学べる貴重な機会となっています。

第二部は、東京都中小企業振興公社によるステップアップ利用事業者の成果事例発表

株式会社市原 代表 奥田正子氏（左）。有限会社宮川刷毛ブラシ製作所 3代目 宮川久美子氏（右）。

（公財）東京都中小企業振興公社は、伝統工芸品産業の基盤強化・活性化を目指し、専門家派遣や特別講座などの職人ステップアップ事業を実施しています。

第2部では、昨年のステップアップ利用事業者の成果事例を発表します。お話いただくのは、東京洋傘の伝統技法を活かした洋傘づくりを続けるメーカー、株式会社市原の代表・奥田正子氏。そして、大正10年創業、東京手植ブラシの老舗、有限会社宮川刷毛ブラシ製作所の3代目・宮川久美子氏です。

職人として質の高い洋傘を手掛けてきた奥田氏は、ステップアップ事業を機に、リブランディングに取り組みました。その取り組みや成果についてお話いただきます。

工房兼店舗を運営する宮川氏は、職人ステップアップ講座全10回のオンライン講座を受講。講座をどんなことを得られたのかをお話いただきます。

【セミナー概要】「匠の技 × ビジネスの最前線」無料オンラインセミナー

■匠の技 × ビジネスの最前線
日時: 10月19日(木) 14時～16時
場所: オンライン（詳細はリンク先でご確認ください）
参加費: 無料

実際に成功を収めた方々の経験談やノウハウを聞くことができる貴重な機会です。
伝統工芸品産業に携わる方は、ぜひ、ご視聴ください。